この記事からの続きです。
これ以上の物件は出てこないだろうと確信するほど抜群にいい立地の物件に、かなり惹かれた私。
ただ細かい不満点はあるし、何より狭くて使いづらそうな間取り、という大きな不安を解消しないことには決めるのが難しそう。
そこで、現地にリフォーム担当の方ともう一度伺い、
さらにリフォームについて少し具体的に話を聞いてみることに。
二度目の内覧。リフォーム担当の方の大きな後押し
「ここはリフォームすればかなり印象変わると思います。すごく綺麗に生まれ変わりそうですよ。」
二度目の内覧を終えて、リフォーム担当の方はそうおっしゃいました。
「天井抜けばもう少し高くできそうですし、そうすれば狭い感覚も少しは和らぐと思います。」
この言葉に、正直私、めちゃくちゃ心踊りました!!
「かなり印象変わるんだ!どうなるんだろう?見てみたい!」
と、一気に前向きに。
とはいえ、天井が少し高くなっても、広く“見える”だけで実際の広さは変わらない。
LDKの狭さが解消できたわけではないので、そこは変わらず不安なままでした。
ところが、そこを相談するとそのリフォーム担当さん、
すぐさまいろんな提案をしてくれたのです。
間取りの相談、不安点を率直に伝えると即座に出てくる解決提案に、
「これはなんとかなるんじゃないか?」と思い始めます。
さらに予算についても、
今のプランで行けばよほど予想外のことが起きない限りは予算内に収まると思う、と教えてくれ、だいぶ希望が持てました。
あとは家を買う、ということへの踏ん切りのみか、と言う状態にまでなりました。
なんと近くに新築建売があることが判明。しかも予算内…
中古物件の購入にだいぶ気持ちが傾いた頃、
営業担当さんから「実はこの近くに建売も一つ見つかりまして…」と切り出されます。
資料を見ると、駅からの距離は同じくらい。
価格も中古物件購入+リフォームの概算見積もりとほぼ同じです。
同じ条件で新築があると聞けば興味を持たずにはいられません。
ということでそこも見せてもらったのですが、
普通の建売と違って間取りが少し個性的で、しかも使いやすそう。
「あれ、これは…ちょっといいかも」と思いました。
ただ、内装デザインや設備は至って普通ですし、
前回内覧した建売ほどではないですが、施工の雑さも見えました。
また、建売ならではの特徴だと思いますが、狭い土地に複数棟の家を建てるので、
隣との距離がめちゃくちゃ近い。
THE建売のデメリット、という感じですが、
いかんせん立地が良くて中古リフォームと同じくらいの金額なら、耐用年数とか考えれば新築の方が良くない?という考えも浮かびまして…
中古リフォーム派の私も、さすがに迷ってしまいました。
もともと新築建売派の夫はもちろんこちらの方がいい、となりますし、
ここで相当悩みます。
新築建売か中古住宅か。最後はワクワクする方に決めた!
使いやすい間取りだけど無個性で全てが標準的な新築か、
使いにくい間取りだけどリフォームする分自由度がある中古住宅か。
一番こだわりたい立地(駅からの近さ)は両者ドロー。
そして価格も同じくらい、となったら、どこで判断すればいいのか…
耐震性?
耐久性?
間取り?
デザイン?
色々考えて、
めちゃくちゃ悩んで、話し合って、
最終的に中古リフォームに決めることにしました。
その理由は、「ワクワクする方」だったからです。
条件面で少し気持ちは揺らぎましたが、
最後はやっぱり、自分で好きにできる要素が大きい中古リフォームを捨てきれませんでした。
完全に感情論になってしまってる…笑
買ってよかったと思える家が欲しい
いくら理論で考えたとしても、
毎日家にいて、「買ってよかった」と思えることが一番幸せな住まいなんじゃないかなーと思ったんですよね。
新築であれば、新しさによる快適性はあると思いましたが、
「買ってよかった」と思えるかな??というのは
前に建売を見た時から疑問に思っていたことです。
建売は良くも悪くも普通の家なので、
住んでてテンションが上がらないというか、
新築に住みたいならアパートでもいいんじゃないか?みたいな気持ちになって。
実際、新築のアパートに住んだことがあるのですが、
設備的にはそれとそんなに変わらない感じだったんですよね。
大きな額のローンを抱えて、新築アパートと同じくらいの感動では釣り合わないな、
そのために頑張ろう、と思えないな、というのが心の声でした。
一言で言うと、ワクワクしなかった、ってことです。
新築ならではの魅力に最後まで悩まされたけども
新築の方が長持ちしたり、安心に過ごせるんじゃないか、という点だけは、
最後まで悩みました。
丈夫な躯体あってのデザインですし。
でも、新築だからって安心、とも思えず。
もともと住宅関係の仕事をしていましたし、家づくりに興味があったこともあって本も何冊か読んでいて、
大手メーカーでさえも施工のトラブルや不具合が生じていることも知ってましたし。
建売は現場も見たことがあって、
タバコ吸いながら施工するような大工さんがいることもあったし、
前の内覧の時には細かい施工ミスも目につきました。
注文住宅ならまだしも、施工現場も見てないのに新築、というだけで安全、と思って買うのは逆に怖いかな、と。
だったら、リフォームの時に基礎や壁などまでしっかり見てもらうようにしたほうが
安全性は高いと思いました。
新築派の夫もそれには納得してくれて、建売は検討しないことに。
しかし、予算内で建売が出たということで、もしかしてメーカー選べば新築注文住宅も検討できるんじゃないか?という新たな可能性を考えたようで、
今度は熱心に土地探しを始めたのです…
次の記事に続きます。
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