絶対賃貸派だった私が家を買うことにした理由

つい最近まで、家は絶対に賃貸派でした。

理由は色々ありますが、
一番大きな理由は「ライフスタイルの変化に賃貸の住み替えで対応していくのがベスト」と思っていたことです。

こんな風に将来のことを考えると、
35年もの長い間ローンを返済しながら老朽化していく家を買おうという気にはなりませんでした。

今回は、そんな絶対賃貸派の私がなぜ家を買おうという気になったのかを書いてみます。

老後は実家に戻る、という選択肢がほぼなくなった

一番大きかったのは、もうこの地に最低でも20年は住むだろう、と思ったことです。

夫婦お互い、実家は今住んでいるところとは別にあります。
しかも夫は長男なので、いずれ実家に戻る、という選択肢がありました。

わざわざ家を買って定住地を決めなくても、
仕事や環境しだいでは自由に引っ越しができる余地を残し、
老後に実家に戻ってリフォームしたり建て替えしたりして住めばいいかな、と思っていたんです。

しかし、私たちの子供に生まれつき病気があることがわかったことで、
ライフプランや考え方が大きく変わりました。

今後も継続的に治療が必要になるのですが、
今以上に医療体制が整っている場所は近隣にはなく、
ましてここよりも田舎の実家に戻る、ということはありえない。

そのことがかなり大きなきっかけになりました。

よっしー

永住する場所がほぼ決まったから、ということですね。

障害のある子どもを育てるのに賃貸では限界があった

子どもは生まれつきの病気の影響で、障害を持っています。
今３歳ですが、まだ歩くことができません。

そこで今は、外出する際は私が抱っこして車まで運ぶのですが、
今住んでいるアパートは駐車場から玄関までが遠く、また階段もあるのです。

買い物なんてした日には、その荷物もある中で
14キロある子供を抱っこして往復することにもう限界を感じつつありました。

これから先歩けるかどうかもまだわからず、
もしかしたら車いすになるかも？という状況で、このまま暮らしていくのは難しいと思いました。

賃貸への住み替えも考えましたが、
１階で、駐車場が近く、それなりの間取りや広さを確保できるところ、となるとかなり限られます。

そのうえ我が家では猫を飼っているので、
さらにペット可物件となると、ほとんど選択肢がありません。
あるとしても家賃が高いか、不便な場所への引っ越しを余儀なくされてしまう…

よっしー

賃貸で実現できない暮らしを持ち家なら実現できそうでした

中古なら建物価格をかけずに取得でき、資産化が早いと思った

こうして持ち家を検討し始めたわけですが、
新築は最初から検討していませんでした。

中古住宅なら、ある程度築年数が経ったものであれば建物価格はほぼゼロで手に入りますし、
リフォームしたとしても、ローン残高が土地代くらいになるまで減るのが早いと思ったからです。

よっしー

ローン残高が土地代まで減れば、それ以降は「資産」になります。
そのため、今回は資産価値の下がりにくい立地にかなりこだわりました。

将来的に取れる選択肢が広がる

今回、35年の住宅ローンを組みますが、「終の棲家」と思っているわけではありません。
ローン残高が土地代くらいにまでなれば、いろんな選択肢が取れるな、と思っています。

最後に挙げた選択肢もひとつのポイントで、
子供が万が一、病気や障害の影響で働けない、お金に困る、ということになった場合
売却すればまとまったお金が手に入る資産を遺す、というのはありだなと思いました。

QOLが上がる

以上のようなことを考え、同じように家に関するお金を払っていくのであれば
家賃よりも住宅ローンを返済し、少しでも早く資産化しよう、と考えたことが大きいです。

それに、当然ですが賃貸よりもいい設備を入れることもできますし、
好きにカスタマイズすることもできます。

日々満足して暮らすことができ、
資産化という選択肢が取れる、
ということが、今回の購入に至った決め手です。

まとめ

まとめます。

以上が、家を買うことになった大きな理由です。

家賃を払うのはもったいないから…という理由で家を買うのは危険だと私は思っています。
「家にかかる費用」という意味では家賃も住宅ローンも同じですが、
中身は全く違うからです。

ローンは家賃と違って「債務」ですからね。

なので今まではずっと賃貸でいくつもりでしたが、
上記のような理由から、資産になる物件ならありだな、と思うようになりました。

精一杯、将来と今を考えた結果の選択です。

でも、住むのは今ですし、
今も楽しく住めるような家にする、というのも大事にしていきたいです。

よっしー

そのためのリノベーション、これから頑張るぞー！