難はあるものの、かなり理想に近い物件を見つけた私たち夫婦。
それでも、大きな買い物だけに、買うかどうかの決断をするときには相当悩みました。
中古物件だっただけに、状態も含め心配なことが多かったのもあります。
・こんなに大金をはたいて買うんだから本当に気に入ったところがいいけど、ここで本当に大丈夫かな…
・価格は適正なの？
・物件の状態は大丈夫？？
・間取りが使いにくそうだけどこの先生活しててストレスに感じないだろうか…
などなど、本当にたくさん考えました。
結果的に購入に至るのですが、そのときに考え方の参考にした本やサイトをここにまとめておきたいと思います。
中古住宅の選び方についての本
物件の選び方、見分け方については本を何冊か読んで勉強しました。
その中でも参考になったのはこの二冊です。
『10年後に絶対後悔しない中古一戸建ての選び方』
中古戸建の見つけ方、判別方法について、何項目にも分けて書いてあります。
私たちが見つけた物件は、それぞれのチェック項目をクリアしているかな？という目線で読むことができたので、
本というよりも「チェックリスト」として使っていました。
検討していた物件は結果的に全部クリアできたので、買うにあたっての大きな後押しとなりました。
『プロだけが知っている！中古住宅の買い方と売り方』
この本の特徴は、買うだけでなく、売ることも視野に入れて書いてあることです。
価格的にも手が届きやすく、しかも売りやすい中古物件の見分け方について書いてあるので、
「終の棲家」と肩に力を入れることなく、気に入らなければ売れるような物件を探す、という視点はこの本に学びました。
今は売る可能性を考えてなくても、「いざとなったら売れる」と考えられれば少し気が楽になります。
価格の不安解消はネット情報で
もうひとつ心配だったのは、「この物件の価格は適正なのか？」ということ。
不動産価格は需要と供給で決まることも多いため、適正価格はあってないようなもの。
とはいえ、あまりに高い金額で買ってしまうのも避けたい、ということで
以下のサイトを参考にしました。
路線価図（国税庁）
路線価、という、土地の評価方法があるのですが、
それを調べることができるサイトです。
相続、遺贈又は贈与により取得した財産に係る相続税及び贈与税の財産を評価する場合に適用します。（上記サイトより引用）
課税するときの基準にする評価額、みたいなものでしょうか。
物件が接している前面道路に価格が表示されているので、
それを参考に土地の評価額を計算します。
1㎡あたり千円単位で表示されているので、まずは×1000にして、
評価額は8割で計算されているらしいので、0.8で割り戻すと計算できます。
計算式は、路線価×1000÷0.8ですね。
私たちが検討していた物件は土地代の評価額は1000万程度でした。
実際の販売価格からは結構差がありましたね…
国土交通省土地総合情報システム
こちらのサイトでは、過去の不動産取引履歴を見ることができます。
前述のとおり、不動産価格は需要と供給で決まるので、人気のところは高くても売れますし、
人気でないところは評価よりも安く売られることも。
そのあたりの実勢価格を見ることができるので、目安として利用できます。
1㎡あたりいくらで取引されてるか、が地図にプロットされているので、
購入したい物件の近隣地図を表示し、どれくらいで取引されているかを調べます。
こちらで計算すると私たちが狙っていた物件の土地代は1200万ほどでした。
路線価との開きもかなりありますね。
セルフインスペクション（セルフィン）
こちらのサイトもかなり参考にしました。
リニュアル仲介、という不動産屋さんが運営しているサイトです。
こちらに物件の情報、もしくはスーモなどの不動産情報サイトに掲載されている物件のURLを入力すると、
こちらのサンプルのような評価シートが取得できます。（無料です）
土地の適正価格だけでなく、土地の資産性も評価してくれます。
東京の会社のようですが、全国の物件で使えるのもいいですね。
うちは土地の資産性もかなり重要視したので、こんなとこを見るのか、というところが本当に参考になりました！
最終的には自分たちで決めるしかないけど、考え方は学びたい
土地もそうですが、中古物件も唯一無二のものです。
いいなと思う物件に出会えたら、即決断しないと誰かに取られてしまうかもしれません。
そんな不安と戦いつつも、でも買って後悔はしたくない、というところでかなり悩みました。
100％理想的な物件、というのは存在せず、だいたいがいいところと妥協しないといけないところがあるので悩むわけですが、
そんな時に、こういうところを見ておくといいよ、と教えてくれる本やサイトはかなり心強い存在でした。
何よりも、数百件と売買を見てきたプロや専門家の知見を共有してもらえるのはとてもありがたかったです。
大きな買い物かつ失敗したくないだけに、少しでも知識を得た上で判断できてよかったなと思っています。
できたらもう少し早めに勉強しておけばよかったですけど^^;
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