3000万の住宅ローンを背負って、率直に思ったこと。

家づくりに際し思うこと・考えたこと

先日、無事に住宅ローンが実行、物件が引き渡しとなり、
晴れて正式に「我が家」となりました。

これからリフォームの工事が始まるので、住むのはまだ先。
なので、まだ実感は湧きませんが、事実上、家を持った、ということになります。

ほどなくして住宅ローンの返済明細が届きまして、
改めて数字を目の当たりにし、「住宅ローンを背負った」ということだけは実感しました。

私は借金、というものが嫌いで(好きな人はいないと思いますが。笑)
奨学金も早く完済したくて必死に繰り上げ返済していました。

そんな私が住宅ローンを背負って、どういう気持ちになるのか…
そこは、正直不安だったところです。
(正確には夫が背負ってるんですが…家族で払っていく、ということで。)

奨学金という、数百万の借金でさえ、めちゃくちゃストレスだったのに、
桁が違う住宅ローンを借りたらどうなってしまうんだろう…と。

でも、住宅ローンの返済明細を見て湧き出てきたのは意外な感想でした。

「なんか、すっきりした」

これが、見た瞬間に率直に思ったことです。

住宅ローンを借りて、物件を買ってしまったら、
もう払っていくしかないわけですよ。

後に引けない、というのは、プレッシャーでもありますが、
他の選択肢を今後一切考えなくていい、ということでもあります。

私は、人生から選択しないといけないことが一つなくなった、と
少し肩の荷が下りた気がしたんです。

賃貸で住み続けるにしても、ずっと今のところに居るというのは現実的じゃありません。
いつ引っ越すかを考え、物件を検索し、周辺のことを調べ、何を妥協するか考え、判断する。

何かを考え、選び取ることって、とてもパワーがいることですよね。
毎日の洋服を選ぶことですらパワーを使うから、スティーブジョブズは毎日同じ服しか着なかった、というのは有名な話ですし。

まして住居、ということであればなおさら。

そのことにもう考える時間を使わなくてよくなった、ということで、
ちょっとほっとしました。

とっても意外な感情でしたけど。

それに、賃貸には賃貸の良さや身軽さがありますが、
やっぱり、持ち家って自分の好きにできる、というところが圧倒的に魅力ですね。
それをローンと引き換えに手にしたんだと思ったら、むしろちょっとやる気が出たくらいです。笑

今まではアパートだったので、「ずっとはここに住めない。いつか引っ越すんだ。その時はこんなことを改善したい…」みたいなことを、心のどこかで考えていました。

たとえば、

キッチンが使いにくいと思ったとき。
洗面所に、なんでこんなとこにスキマあるの?って思ったとき。
春になると毎年必ず部屋に出る虫を見つけたとき。
などなど。

要は、家に不満を持ってしまう時ですね。

賃貸であれば、引っ越すことは容易にできる身軽さがあるかわりに、
何か不満を持っても自由に変えることはできません。
ずっと我慢して生活することになります。

振り返ると、そういう不満が、今までに累積していたんだと思います。

自分たちの家。
自分たちが好きにできる家。
何かあったら自分たちの判断で手を加えられる、改善できる家。

その分リスクも負うけれど、
やはり自分たちの生活に合わせて変化させられるのは魅力です。

今は住宅ローンの重圧や、払っていけるかどうかの不安よりも、
楽しみや、もう後に引けないから頑張ろう、という前向きな気持ちのほうが勝っています。

暮らし始めたら何か変わるのかもですが、
今の気持ちを記しておこうと思って書きました。

…しばらくして不安になってきたら読み返そう。笑

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