改めて物件を見て、売主さんの想いを感じる

家づくりに際し思うこと・考えたこと

物件の引き渡しを受けてから、1か月。

夫は引き渡し後、リフォーム会社さんと一緒に現地を確認しに行ってるのですが、
私はまだ一度も見ていませんでした。

で、つい先日、ようやく、見に行く機会が。

内見の時には家具が置いてあったり、まだ売主さんが住んでいたこともあってゆっくりと細かいところまでは見れなかったお家。

何もない状態で、改めてゆっくりと中を見ると、
二階と一階で、状態がかなり違うのがわかりました。

一階は、部分的にではありますが、5年ほど前に売主さんがリフォームをしています。

それはなぜかというと、売主さんのお母さまが、要介護者だったからのようなんですね。

特に介護で必要不可欠と思われる、お風呂とトイレは、設備もいいものを入れていますし、
介護をされていたと思われるお部屋は、窓も断熱を強化したものになっていました。

玄関は段差をなくしてあり、車いすでも入りやすいよう、引き戸にしてあります。

介護しやすさ、快適さを考えられてリフォームしたんだな、というのがよくわかります。

リフォームをしてからまだそんなに経っていないので、
一階はこのままでも快適に住めそうなくらい、綺麗です。

でも二階は、築30年にふさわしく、壁紙は傷んでますし、床も踏むとやや軋みが。

ということは一階も、リフォームしていなければこうなっていたんだよなぁ、と、見てて思いました。
その分、大掛かりなリフォームだったんだと思います。

建物の謄本を見ると、リフォーム資金の借り入れと思われる抵当権が付いていました。
1000万円を超える、大規模リフォーム。

それでも、売主さんは、たった5年しか住まずに手放すことにしたんですね。

まだ若い娘さんも一緒に住んでいらっしゃいましたので、
彼女にとっては実家がなくなる、ということになります。

大きなお金をかけて、リフォームをして、
長年住んだ我が家を手放す。

そこにはどんな想いがあったんだろう、と想像すると、
なんだかとても大事なものを譲り受けたんだな、という気持ちになってきました。

私がこの家に来るとなんとなくほっとするのは、
売主さんが大事にしてきた想いを感じるからなのかもしれません。

このタイミングで家探しを始めなければ出会えなかった物件、
これもご縁だと思って、私たちも大事に住んでいこう、と思いました。

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