住宅購入を考え始めたときに、まずすること“予算決め”。
そこで必ずと言っていいほどすること“家賃とローン支払いの対比”。
例に漏れず私もこれで予算を決めたわけですが、
よく考えたら「家賃とローン支払いが同じでも、家賃と同じ金額で家が持てるわけじゃないじゃん!?」と、家を買った後に気づいた話です。
嘘①ローンの支払い以外に払わないといけないお金がある
家を買うとかかるお金って住宅ローンの金額が全てではないんですよね…
自己資金で賄う頭金や諸費用
資金計画を立てるとき、月々いくらなら住宅ローン支払えますかー?的な感じでカウンセリングを受けまして、「8万円くらい」と答えたら、それに収まる物件を探しましょう!とスタートしたわけなんですけれど。
そして実際、今は8万円の支払いで新居に住めているわけなんですけれど。
通帳の残高はガッツリ減っています。
それもそのはず。
その月々支払いは、自己資金あっての支払い金額ですからね…!
頭金と諸費用で200万円以上現金払いしております…
いや、当然と言えば当然、なんですけれど。
月々これくらいで快適に住めるならいいかなー、なんて、
完全に家賃対比で考えてしまっていたので、
いや待て!月々払う金額以外に、ものすごくガッツリかかってるじゃん!?
月の支払いは家賃並みでも、一括でがっっつり支払ってるじゃん!?
と気づいた時にやや衝撃だったんです。
これは賃貸に住んでいればかからない費用。なのに、家賃との比較のときも話題にあがりません。
だから、単純に家賃と比較して計算する不動産業者の資金計画を鵜呑みにしちゃダメですね。
固定資産税
もう一つ、賃貸ならばかからない費用として忘れちゃいけないのが固定資産税。
必ずかかるんだから、賃貸の家賃と比較するならこれも含めていないといけないですよね。
でも、資金計画を立てるときにそれは計算されていない!
月々の支払いとして計算されない費用があるから、単純なローン支払い金額と家賃を比較するのは危険ですね…
嘘②ローンと家賃は同じじゃない〜金利上昇は突然に〜
一度決めたらよほどのことがなければ上がらない家賃。
ところがローンの支払い金額は変動します。(長期固定金利じゃない限り)
しかもそれは突然くるんですね…
借りて半年後にコレーーー!!!(激しい落胆と焦り)
幸い、まだ借りている銀行のローン金利は上がっていないみたいですが、
これは時間の問題なのでは、と、内心ヒヤヒヤです。
基本的に上がることはない家賃と金利が変動する住宅ローンの支払いを単純比較することはとってもとっても危険ですね。
特に、これくらいまでなら払える、というギリギリの金額で資金計画を立てたりすると、金利上昇した時に本当に危険。
でも、金利上昇のリスクをしっかり説明して資金計画を作ってくれる不動産業者は…いるのかな…
少なくとも私の担当者はそこまで話してませんでしたね。
ローン支払いだけでなくかかる費用を全部見て判断しないといけないですね(反省)
と、資金計画についての不満を、不動産業者の説明不足のせいにしてみたんですけど。
実際は、ちゃんと自分で計算して納得した資金計画を立てないといけなかったな、と反省しておるのです。。
家を買う、ということを検討し始めたときに、「これくらいの支払いでこれくらいの物件が買えます」とざっくり予算をたてた中、すぐに理想に近い物件が出てきて浮かれてしまい、
月々の支払いなら無理ないし大丈夫、と決めてしまったところがあります。
それで後悔しているわけではないですが、月々のローン支払いだけに注目しすぎてしまった反省はあります。
本当に賃貸と比較してどうか?ということを決めるなら、単純にローンの支払い金額だけでなく、総費用や、支払い金額が上がる(金利上昇)リスクまでしっかりと考えて決めないといけなかったですね。
分かっていたつもりだったけど…資金計画を詰める前にいい物件が出てきて、ちょっと冷静さを欠いていたかも…
不動産業者が立てる資金計画は「売るためのもの」で
「買主の将来を考えたものではない」んだな、と改めて気づいた事案でした。
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