家の理想をあきらめることは、「家に余白をつくる」こと!

家づくりに際し思うこと・考えたこと

リフォームの間取り打ち合わせが佳境になるにつれて、
後悔のないように色々と調べています。

予算オーバーになってしまう分は、なんとかDIYできないかな、とか、
本当にこれで確定していいの!?という迷いを解消するために、
本やYouTubeで情報収集。

色んな本を読みましたが、その中でも読みやすくまとまっていたのがこの本。

イラストもいっぱいで、図解が中心で、文字ばかりが並ぶものではないのでとっつきやすく、とてもわかりやすかったです!

この本もとってもとっても参考になったのですが、
著者の方はもともとYouTubeで発信されている方だと知り、チャンネルも見てみることに。

そこで、家づくりの考え方としてこんなことを仰ってました。

家は家族と一緒に成長していくもの。
あまり最初から作り込みすぎず、「余白」を作ることが大事だと思います。

これを聞いた時、自分の中で漠然としていたことが、
ストンとハラオチしたような気がしました。

以前こちらの記事で書いたような、「完璧は目指さない」に通じるものがあるなあ、と思ったんです。

家って、10年単位でずっと住んでいくものなのに、
今時点で10年後も見据えた間取りづくりなんてできるはずないよな、と。

10年前に、こんなに動画のサブスクが普通になって、
テレビを見ることが減るなんて思ってもいなかったし、
色んな家電をスマホや声だけで操作出来ることも、
リモートで仕事をするようになることも、
手を洗うことや消毒がこんなに大切な生活になることも、全然想像できませんでしたもの。

きっとこれからの10年も同じで、何が流行るか、どんな暮らしになるのか、
今までなかったものができたり、今は珍しいものが普通になったり、ということが、たぶんたくさん出てくるんだろうなぁ。

そう考えると、将来的なことまで見据えて家を作るなんて無理!
色んな役割を兼ねられたり、あそびや余白として残しておく、というのが自然な気がしてきました。

だったら、「せっかくリフォームするんだからあれもこれも!」と
欲張りすぎない方がいいのかな、と、またちょっと肩の力が抜けました。

 

…まあ、これは言い訳でもあって。

やはり、予算の都合上、やりたいと思っていたことができない、みたいなことが、
ままあるわけです。

たとえば、造作家具。

家を作るなら、造作で収納をつくるのがひとつの理想でした。

でも、やりたいことを実現しようとすると、数万円単位で普通に上がっていくのが家づくり…

それが積もり積もって10万円単位になるのが家づくり…!

それを痛感した今、どうしても実現したいことを優先すると、
そういった、「できたらいいな」くらいのちょっとした希望は我慢せざるをえないのです。。(T_T)

で、それを嘆くのではなく、プラス面にフォーカスしようと「完璧を目指さない」ことにしたのですが、
今の時代の変化のスピードを考えると、それもひとつの合理性なのかも、と思いました。

それを「家に余白をつくる」とスマートに表現してくれているのを見て、
とてもしっくり来たのでした。

しないこと、つくらないことは、その分余白をつくることになる。
どのようにも変化させられる楽しみにもつながりますね。

どんなことにもメリットデメリットがある中で、あきらめることにもメリットがあるんだな、とちょっと前向きになった言葉でした。

よっしー
よっしー

あきらめるものは、全部「余白」をつくるためだと思おう!!

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